赤木明登さんの器をご予約いただいているお客様へ
- maido-takumi
- 2月19日
- 読了時間: 3分
昨年の地震、それ以前より、たくさんのみな様から赤木さんの器のご予約をいただき、
長い間お待たせしております。また、震災以後は応援のお気持ちを頂戴し、
たくさんのお買い上げ、ご予約のお問い合わせをいただきました。
当店といたしましては、そのことが復興の後押し、応援になると思い、
ご予約を受け付けてまいりました。
しかしながら、思った以上に輪島の被害が大きく、復興に時間がかかり、
普通の生活もままならない中、漆の仕事の再開は、材料、場所等、元の状況に
戻す事は大変難しいのが現状のようです。
そのような中、赤木さんの奥様・赤木智子さんよりFAXを頂戴いたしました。
その内容を鑑み、今までにいただいたご予約を継続して赤木さんにお願いする事が
難しいと判断いたしました。
当店といたしましては、たくさんの皆様の暖かいお気持ちを思うと、大変申し訳なく悔しい気持ちではございますが、全てのご予約を一度キャンセルさせていただきたいと思っております。大変、大変、
申し訳ございません。
なお、今後、もし当店に新たな入荷がありました際には、順に入荷のご案内を差し上げる所存です。
暖かいお気持ちで赤木さんの器をお待ちいただいているみな様には、大変申し訳ございませんが、
どうぞご理解のほど、よろしくお願いいたします。
おわんや巧・大塚紀子
以下、赤木智子さんからのFAXです。
ご存知の様に、昨年の震災により、漆の仕事は塗りの職人さん、弟子も減り、
木地師さんに関しては、仕事を再開している方が少なく、とても新たに
(定番のものも)作ることが難しい状況です。
昨年の展覧会も、ほとんどを中止、延期させてもらいました。
個展では、注文を受け付けないことにしました。展覧会に精一杯のモノを並べて、
その中から手に取って購入していただくよう、ギャラリー、お店の方々にも、
ご理解いただいております。
その中でも、昨年、少しだけですが、納品させていただきました。
その際、お伝えしたかと思いますが、地震以前のご注文残に関しては納品が難しいこと
(そして新たなご注文は受け付けられないこと)をご理解いただきたいです。
勝手なことを申しまして、大変申し訳ありません。現状では、展覧会に向けて、どうにか進んで行かなくてはなりません。
在庫は、全くないです。(地震以前のご注文残に関しては私のできる範囲で、ご相談できるものもあるかもしれませんが、それも確実には、お応えできないのです)輪島の。輪島塗の復興を願い、私たちのできることは、全力で向かっております。
ご理解、どうぞよろしくお願いいたします。 赤木智子
Comentarios